文献・資料


食品/飲料 -Food & Beverage-

製糖工場がTOCで熱交換器の液漏れを迅速検出~ボイラー設備損傷と製品損失を最小限に抑える方法~
製糖工場では大量の水を消費するため水の節約と再利用は重要です。有効な再利用の手段はボイラー設備からの蒸気を回収して凝縮水として
使用することです。凝縮水にサトウキビの圧搾汁/液糖/ボイラーの燃料油などの有機汚染物が混入すると、凝縮水の再処理が必要になります。
pHや導電率では低濃度の有機物汚染を検出することは難しいです。TOCは迅速で正確かつ高感度に汚染物質を検出することができます。
PDFはこちらから
食品&飲料メーカーが洗浄サイクルのTOC 分析により生産効率と品質管理を向上
食品&飲料メーカーではTOCを使った洗浄評価が有効です。一般に使用されるATP拭き取り検査では見逃してしまうような汚染もTOCなら検出
できます。
PDFはこちらから
洗浄評価:微生物のTOC回収率と直線性
食品&飲料の製品回収の主な原因は製品の微生物汚染です。洗浄プロセスの有効性を評価することが重要です。TOCは目視検査よりも低濃度の
微生物残留を検出できます。
PDFはこちらから
製糖工場におけるTOC利用例:設備への製品漏れ検出
米国の製糖会社はボイラー設備を利用しています。ボイラーで生成された蒸気は何度か再利用した後、凝縮させて冷却水として利用します。凝縮水
や冷却水に糖が混入すると、設備内で糖が分解されて有機酸となり、設備故障の原因となります。既存の分析方法(pH / 導電率 / HPLC)は糖の
漏れを検出するには不十分ですが、TOCは正確に糖を検出することができます。
PDFはこちらから
香料メーカーの製品品質を保護するためにTOCが役立ちます
食品や飲料の洗浄評価方法は、ATP拭き取り検査が一般的です。香料の一部はATP拭き取り検査では検出できないため、嗅覚による官能試験で
洗浄評価が行われますが、官能試験は測定結果を定量化できず、個人差も大きいため、洗浄評価のパラメータとしては説得力に欠けます。TOCを
使うことで洗浄結果を定量することができ、洗浄プロセスも最適化できます。
PDFはこちらから
M9を使ったグルテンのTOC回収率
食品や飲料工場では、製造設備を洗浄した後にアレルゲンが残っていないことの確認のためにアレルゲン検査を行います。グルテンフリー製品を
製造する工場では、ELISA法によるグルテンの残留試験が行われます。ELISA法は測定時間が長く、分析操作に熟練を要しますが、TOCならば
簡単にグルテン由来の有機物汚染を検出できます。
PDFはこちらから

ページ上部へ戻る