TOC計によるボイラー運転コスト削減

米国の火力発電所では、発電設備の冷却のために大量の水を使用していますが、冷却水システムの稼働停止を頻繁に経験していました。生産効率とコストの最適化が求められる中、設備の稼働停止は大きな経済的損失を招きます。稼働停止の原因は冷媒として使用されるグリコールの漏れでした。グリコールはシステム内で有機酸に変化し冷却水のpHを下げて設備を腐食させてしまいます。グリコール濃度と優れた相関を示すTOCをモニタリングすることで、初期段階のグリコール漏れを高感度に検出し設備の稼働停止を予防できます。

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