排水プラントが抱える課題

・電力消費量が高い(=50%以上はばっ気・撹拌などの反応槽による) 
・DO値はアンモニアの処理から遅れて変動 
・従来のDO制御では過剰ばっ気に繋がる 
・合流式下水道だと降雨によりDO値に変動が生じる 
・水素供与体(メタノールなど)の過剰添加

アンモニア/硝酸センサー VARiONで
できること

・硝化完了のタイミングが明確になりばっ気風量の制御に 
・消毒設備で測定して塩素投入量を調整 
・脱窒を促すメタノールなどの注入量を制御 
 
=電力消費量の削減&薬品代の削減に

従来DO制御とアンモニア制御の比較

DO制御では硝化行程中の微生物の酸素消費量を監視することで間接的に硝化を確認しています。ただ DO値はアンモニアの処理から遅れて変動するため、DO制御では過剰曝気となり余計に電力を消費します。

DO制御とアンモニア制御の併用

曝気槽の運転状況を可視化することができ省エネを図れると共に、処理不良(バルキング等)を防ぐことが可能です。 
 
*バルキング:曝気槽において活性汚泥が膨化し流出する現象。過栄養や酸素不足状態の環境に適した微生物は粘性を持ち、凝集力に欠けるため曝気槽内の泡が消えにくく、また沈殿しにくい。

補足:硝化処理、脱窒処理とは?

アンモニア制御では硝化脱窒処理の過程で、アンモニアを窒素に変化させます。 
 
まずアンモニア性窒素はばっ気槽の中で亜硝酸菌と反応しアンモニア性窒素から亜硝酸性窒素に変化します。 
次に亜硝酸性窒素は同じくばっ気槽の中で硝酸菌と反応し、亜硝酸性窒素から硝酸性窒素に変化します。 
アンモニア性窒素から硝酸性窒素への変化を硝化と呼びます。 
 
硝酸性窒素は次に酸素の乏しい嫌気槽へ移動します。 
そこには脱窒菌がいて、硝酸性窒素と反応すると酸素を奪い還元します。 
そうして窒素だけになった硝酸性窒素は窒素ガスになります。

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